カップラーメンは、栄養が少ない上に、ニキビの原因になってしまうことが分かっています。
カップラーメンはお湯を入れて3分~5分待つだけで、手軽に美味しいラーメンが食べられるので、忙しい時やごはんを作るのが面倒な時には大活躍してくれますよね。
でも、便利だからといって、カップラーメンばかり食べる生活をしていませんか?
なぜ、カップラーメンを食べるとニキビができたり、ニキビを悪化させるのか、その理由についてこちらの記事で紹介しています。
こちらを参考にし、カップラーメンとの付き合い方を見直すきっかけにしてみてはいかがでしょうか?
目次
カップラーメンを食べるとニキビができる理由。

カップラーメンを食べるとニキビができる理由。
カップラーメンはお湯を入れるだけで食べられるので、時間の節約のために頻繁に食べている…という方は多いですよね。
でも、カップラーメンを食べるようになってから、ニキビができやすくなったという経験談もよく耳にします。
カップラーメンには麺、かやく、粉末、液体のだし汁が入っていますが、ニキビに悪い影響を与える原因がまさにこれらの食べ物。
カップラーメンに入っている具材やスープは栄養バランスが悪く、しかも飽和脂肪酸、食品添加物が多く含まれています。
カップラーメンは、食品添加物が多い
カップラーメンに限ったことではないですが、市販の加工食品には食品添加物がたくさん使われています。
食品添加物は食べ物の旨味、味、香りを引き出すための化学調味料や、麺にコシをプラスする炭酸ナトリウム、
炭酸カリウム、重曹などが含まれ、発色を良くし美味しく見えるための添加物も使われています。
ペクチン、アルギン酸ナトリウムなど、食感を調整する増粘多糖類や、酸化防止剤でカップラーメンの酸化を防ぐ添加物も。
添加物は厳しく決められた決まりで、配合できる量は決まっていて、極端に多く使われていることはありません。
しかし、そういう添加物も長年摂取し続けていれば、体に何らかの悪影響があると言われているんです。
添加物の消化には肝臓が働き、解毒をするのですが、活性酸素が増え、ニキビの原因やニキビの悪化原因にもなると考えられています。
ニキビの悪化を防ぐためには、カップラーメンの添加物に要注意です。
飽和脂肪酸が多く含まれる
カップラーメンの多くは麺を一度揚げたり、油を使い加工しています。
油を使う加工に使われている油は植物油ですが、不飽和脂肪酸が多いので酸化しやすく、体内で「酵素」の働きを低下させる心配があります。
脂質が多いので、カップラーメンを食べれば体内の脂質が多くなり、皮脂が増えやすくなってしまうために毛穴が詰まり、ニキビの原因になることも。
カップラーメンを食べると過剰に皮脂を摂りすぎること、酸化することでニキビの原因になり、今あるニキビにも悪影響を及ぼすということですね。
栄養バランスの偏り
カップラーメンを食べる時にはおかずも用意して、バランスを考え食べている…という方は、あんまりいないと思います。
バランスの良い栄養というのは、炭水化物、脂質、タンパク質、ミネラル、ビタミンを満遍なくとること。
しかし、カップラーメンは炭水化物と脂質に偏り、タンパク質、ミネラル、ビタミンが全然足りません。
塩分が多すぎる
カップラーメンのスープはついつい飲み干してしまうこともあると思います。
でも、ラーメンのスープって塩分が多すぎてヤバいんです。
「喉がかわく」「むくみ」「高血圧」「腎臓の病気」などなど、病気に繋がり最悪の場合は死に至ることもある、怖いものなんです。
当然、健康に悪ければニキビに悪いでしょうね。
ラーメンに含まれる塩分は、こってり味のものなら約2.5グラム。
あっさり系のラーメンは2.9グラム。
意外とあっさり系のラーメンのほうが塩分が多いんです。
ちなみに、1日の塩分の摂取目安量は高血圧学会が「6g未満」と定めていて、WHO世界保健機関では1日あたり「5g未満」を推奨しています。
ラーメンのスープを飲むと喉が渇きませんか?
それは、塩分を摂りすぎているから体が塩分濃度を下げようとしているんですね。
じゃあどうすれば良いのか…というと
「スープは残す」に限ります。
スープにカルシウム、コラーゲン、グルコサミンなどが豊富に含まれると宣伝するラーメンも、結局スープに塩分がたくさん入っているなら意味がありません。
塩分が多いなら、健康やニキビへの影響を考え残すべきなのです。
カップラーメンじゃなく、「ラーメン」はOK?

カップラーメンじゃなく、「ラーメン」はOK?
カップラーメンが駄目なら、普通にラーメン屋さんで食べるラーメンならOKなのでしょうか。
ラーメンは、カップラーメンのように保存料や化学調味料など、添加物は使われていないので添加物の過剰摂取の心配はほとんどしなくていいと思いますが…やっぱり塩分は多いです。
添加物をたくさん摂ってしまう心配はラーメン屋さんのラーメンにはありませんが、塩分を摂りすぎてしまうことには変わりがありません。
カップラーメンよりラーメンの良いところ
・カップラーメンより添加物の心配が少ない。
・飽和脂肪酸も少ない
・トッピングなどで、少し野菜が採れる
カップラーメンよりラーメンのダメなところ
・カップラーメンより量が多いのでラーメンの方が塩分が多い可能性が
・やあはり栄養が偏る
・炭水化物、糖分ばかりなのでニキビにはNG
結論
結論を言えば、「カップラーメンよりマシだが普通のラーメンもおすすめはできない」です。
カップラーメンの食べ過ぎはニキビにも健康にも悪い・・・

カップラーメンの食べ過ぎはニキビにも健康にも悪い・・・
カップラーメンは、手軽で美味しいですが、食べ過ぎれば体に良くない影響があるかもしれません。
カップラーメンを食べ過ぎるとガンになる?

カップラーメンを食べ過ぎるとガンになる?
カップラーメンの容器は発泡スチロールでできているものが多いですよね。
スチレンから合成樹脂のポリスチレンに発泡剤を加えることで発泡スチロールが作られています。
熱に弱く、熱湯を注ぐカップラーメンを作るときに微量のスチレンがスープに溶け出すことが、発がん性があると言われているんです。
実際、ねずみを使った実験ではスチレンの影響で白血病、乳がんになるリスクが上がったという結果が出ています。
ただ、カップラーメンを食べているからとすぐにガンになることはないです。
安全性についてはほとんど心配はないと思いますがスチレンでできた容器のカップラーメンを、長期的に、頻繁に食べることは健康にも悪いといえるでしょう。
でもカップラーメンが食べたい時の、ニキビ対策方法☆

でもカップラーメンが食べたい時の、ニキビ対策方法☆
カップラーメンは健康や美容のことを考え、できるだけ食べないほうがいいです。
でも、すぐに出来て食べられるので忙しい時には便利ですよね。
無性にカップラーメンが食べたくなることだってあります。
無理にカップラーメンを食べないようにしなくても、食べる頻度、選び方、食べ方を工夫すれば健康やニキビに悪影響をほとんど与えずに食べられます。
カップラーメンを食べる頻度

カップラーメンを食べる頻度
高カロリー、高塩分、高脂質のカップラーメンは生活習慣病のリスクを高める食べ物です。
若いころはカップラーメンばかりに頼って生活していてもあまり大きな影響はない方も多いですが、中高年になってもカップラーメンばかりの生活をしていると、だんだん悪い影響が出てくるでしょう。
健康やニキビのためを考えて食べるなら1ヶ月4回以上カップラーメンを食べることはしないようにすると良いですよ。
ニキビ、健康のためのカップラーメンの選び方

ニキビ、健康のためにカップラーメンの選び方
ノンフライ麺を選ぶ
カップラーメンの麺は、油で揚げていないノンフライ麺があります。
・揚げた麺
麺を150度の油で揚げ、乾燥させたもの。
揚げているのでカロリーは高いです。
・ノンフライ麺
熱風の出る乾燥機に通し、麺を乾燥させたもの。
弾力があり生麺のような食感です。揚げていないのでカロリーは低めとなっています。
ノンフライ麺のカップラーメンのほうが体への負担も少ないのでカップラーメンを選ぶ時にはノンフライ麺を選んでみましょう!
紙製の容器のカップラーメンを選ぶ
カップラーメンに使われている容器が発泡スチロール製のものだと、お湯を入れたときに微量成分が溶け出し、健康に良くない影響がのちのち出てくる可能性があります。
カップラーメンのメーカーでは容器を発泡スチロールから紙製にチェンジしている所も多くなりました。
ただ、紙製といっても水に強くするために、内側をポリエチレンで加工、コーティングしています。
発泡スチロールよりも安全性が高いので、心配しなくて良いでしょう。
もし、発泡スチロールの容器のカップラーメンを食べるなら、容器を別のものに移し替えて作ると安心です。
より健康的にヘルシーにカップラーメンを食べる方法
カップラーメンはお湯を入れれば3分~5分でできて便利ですが、ちょっとした工夫をするだけで安全性が高くなりますし、カロリーも抑えることができます。
<健康的にヘルシーに食べる方法>
①カップラーメンに通常通りお湯を注ぎます。
②1分たったらお湯を捨て、新しくお湯を注ぎ直します。
③残りの待ち時間を待ったら完成です。
一度お湯を捨てることで、麺の余分な油分や食品添加物を落とすことができます。
ニキビ予防のためになるカップラーメンの食べ方

ニキビ予防のためになるカップラーメンの食べ方
牛乳、サラダ、卵をプラスする
カップラーメンは脂質と炭水化物が多く、ビタミンやタンパク質が不足しています。
カップラーメンを食べる時は、サラダや豆腐、牛乳、卵などを一緒に食べて、バランスが良くなるように工夫しましょう!
ビタミンB群が多い食材
肌荒れなど、ニキビにおすすめしたいのはビタミンB2とビタミンB6、ビタミンCです。
粘膜や免疫力を高める効果に期待でき、肌荒れ予防や改善におすすめの栄養素です。
<ビタミンB2>
レバー、ハツ、うなぎ、うに、納豆、牛乳など
<ビタミンB6>
マグロ、カツオ、サンマ、ニンニク、モロヘイヤ、バナナ、鶏肉、ほうれん草など
スープは全部飲まない
ラーメンのスープは美味しいので全部飲みたい気持ちも分かりますが、塩分が濃いのと、食品添加物が多く含まれているので、全部飲まないように気をつけましょう!
カップラーメンがニキビに悪いまとめと、食べる時のニキビ対策まとめ

カップラーメンがニキビに悪いまとめと、食べる時のニキビ対策まとめ
カップラーメンがニキビに悪い理由は…
食品添加物が多い→体内で活性酸素が増える
飽和脂肪酸が多い→脂質の酸化、皮脂が増えることでニキビができやすくなる
栄養バランスの偏り→タンパク質、ミネラル、ビタミンなど肌に必要な栄養が不足する
塩分が多い→ラーメンには味噌汁4杯分の塩分が含まれ、ニキビに悪い
カップラーメンを食べる時の、ニキビ対策方法
食べる頻度を控えめにする→月に4回以内
ノンフライ麺を選ぶ→揚げた麺よりもヘルシー
紙製の容器のカップラーメンを選ぶ→スチレンの心配がない
一度麺をお湯で洗う→余計な油分、食品添加物を落とせる
サラダや牛乳を一緒にとる→カップラーメンに足りないタンパク質、ビタミンを補える
スープを全部飲まない→食品添加物、塩分の摂り過ぎを予防
カップラーメンは塩分や脂質、炭水化物が多いことがニキビに悪い理由でした。
どうしてもカップラーメンを食べる時には、今回の記事で紹介したポイントを参考に、カップラーメンを食べてみてくださいね!
なるべくニキビに悪い影響を与えないよう、美味しくカップラーメンを食べましょう♪
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